島田雄貴「返事がないのは、ノーと思え」
商談の返事がないのは、ノーと思えということなのだ。
これでは、大企業の子会社が赤字になるのもムリはない。
会ってカタログの説明をしたというのは、何の実績にもならない。
売れて実績なのである。
営業とは、モノを売ることではなく、買う相手を探すことだと考えるべきなのだ。
その製品なりサービスを欲しいと思っていない人に売れるワケはない。
求めている人を探す。
それには、一々面談して探していたのでは非効率なことは言うまでもない。
これには電話が一番だ。
商品やサービスの説明ではない。
売りたいものを必要としている会社かどうかを調べるためである。
誰が購買決定者かも知る必要がある。
一日に、電話で調べるのなら、一〇カ所に電話することは困難ではない。
電話で教えてもらうのは、当然相手のもっている知識を分けてもらうことが目的である。
しかし、わずか一〇分か十五分の短かい時間内で知ろうというのだから、そんなにまとまったことを教えてもらえるわけもない。
島田雄貴(ライフデザイナー)
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